そして少女は悪女の体を手に入れる

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若くして病死した少女が(天使の都合で)生き返るものの
新しい体は、奔放に振舞ってきた悪女の体。
いわれのない悪意にさらされて新しい人生を送り始めた主人公は……


悪役、転生ものは数多く、特になろうさんではブームの一つです。

通常、悪役・悪女に生まれ変わると、主人公は毅然とした理性で悪役撤回、
あるいは我関せずを貫きますが、
この作品の主人公はド天然、加えて、もう一度生きられる、しかも健康な体で!
という嬉しさに目がくらみまくって、逆に周囲を振り回している姿が楽しいです。

また恋愛要素からも目が離せない。


一方で、
「(なんとなく予想つくけど)どうして元の持ち主は自殺したのか」
「今は新しい人生を楽しんでいるけど、他人の人生であるということを自覚したときどうなるのか」
「前の家族との邂逅はあるのか」
といった、シナリオへの期待も持てるので、

その辺りをボカすことなく、またあっけらかんと終わらせるのではなく、
しっかりと丁寧に描いて貰えると、とても良い作品になると思いますが…。

今後に期待です。

余命六カ月延長してもらったから、ここからは私の時間です

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ここ最近で一番面白かった!
冒頭は世界観が掴めず四苦八苦でしたが、異世界FTではなく
現代に魔法が混じりこんだ現代FTだと気付いてからは、割とすんなり受け入れられました。

内容はまさにタイトルの通りなのですが、各出来事をご都合にしてしまうのではなく、
ちゃんと理由があって、背景があって、そのためミステリの要素も含んでいます。

とはいえ、凝り固まるほど凝ったギミックでもないので、その辺のゆるさは読み易さにも繋がっているかと。

要素が凝っている、といえば「シュタゲ」を思い出しますが
こちらの作品は「パララバ」に近いかも。


一人称のかわいい文章なので、特に十代後半におすすめ。


お前みたいなヒロインがいてたまるか!

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ゲーム世界への転生物。舞台は現代日本(たぶん)
幼少期から追いかけるシステムや、主人公のツッコミの切れは
謙虚、堅実をモットーに生きております!」を彷彿とさせるけど、

こちらは主人公の親友も転生者だったり、
両親、祖父母の代まで遡って作りこまれた設定があったり、
それに伴ってバタフライエフェクトが発生していたりしているので、
ちょっと一味ちがったかんじ。


また、この作品は、少しずつ作者さんの筆力が上がっていく様子も
もれなく読めるのが楽しかったり。
1話め、2話めでは、分かり辛い表現などがあったけど、
後半に進むにつれて、その「引っかかり」のようなものがなくなっていく。

こういうのも、ネット小説の醍醐味だよね。

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2015.11.03追記

祝! 書籍化


とある男の自分語り

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ちょっとだけファンタジーが混じった現代もの。

よくある話、よくある題材なのですが、
読んでいる人をぐっと惹きつけてやまない主人公の語りが大変魅力的です。

短編なので、ちょっとした手隙に、ぜひとも読んでいたい逸品



となりの魔王

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田舎のとあるお宅のお隣に魔王が引っ越してきた。

という設定をどう消化するのかと思ったら、心配ご無用でした。
まずそこから笑えるwww
淡々としていながらもツッコミ、スルー力の高い主人公の一人称なので
さらに読み手のツッコミ心があおられます。

元は短編だったものが繋ぎ合わせられて長編になった模様。
なのでまだ連載中ですが、短編連作のような繋がりになっているので気軽に読めます

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2015.05.30 追記

書籍化おめでとうございまーす!




謙虚、堅実をモットーに生きております

サイト 小説家になろう
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漫画の世界に転生!
と、昨今の「なろう」でよく見かける設定に辟易しつつ
なんとなーく読み始めたもの。

で。

→ジャンクフードが食べられない、お嬢さま生活
→学園生活でストレスをためて食いに逃げる
→ダイエット苦行に邁進する
→あんまり料理は上手じゃないけど上達がみられる

という、一般女子共感の展開にしてやられました。

登場人物が多いのですが、
「皇帝」とか「委員長」とか「坊主」とか「いとこ」とか「ライバル」とか、
二つ名がはっきりしているので、割と覚えやすいのも好感触です。

突っこみもいいタイミングだし。

風景描写は少なめ、軽め。でも学校、塾、家が主な場面なんので、脳内補完で十分。


もちろん、一気読みしました。


前回の小説との類似性として、
これもまたバタフライ効果があるのでは?
と、疑ってます。
主人公が動くたびに、「こうなるはずだった」が変わっていく。

そういうことが、現段階で起きているような…?

そういった結末が見えているような、見えていないような、
そんなもどかしさも、この小説の楽しみのひとつかも。


鬼喰-たまはみ-

サイト 花明りの庭
http://www.hanaakari.org/text/library/tm/index.html
年齢制限なし


鬼喰-たまはみ-を読みました。
といっても、読んだのはずいぶん前ですが。

現代を舞台にした和風小説。幽霊もの(怖くはない)。
作者さまの気風が顕れているのか、地の分からも ゆったり、やわらかく
美しさがにじみ出ています。

主人公(男)は朴訥な雰囲気ながらも、優しくて温かな人柄。
家族に不器用なところが、なんともかわゆい三十代(笑)

そんな彼とコンビを組むのが、かっこよくて優秀で、
そのくせやっぱり不器用な大学生(男)。


どちらかというと人間関係とか幽霊関係とか
事象ではなく関係性を楽しむ小説です。


キャラも文章も文句なし。
問題はここ数年更新ナシって悲しい現実orz

ヒロインとはその後どうなったのとか
主人公の弟君はどうなったのとか
続きが読みたいよー!


魔王ゼファー シリーズ

サイト Abounding Grace
http://butapenn.com/index.html

魔王ゼファー。
第一話の展開の速さに面食らったものの、その「前提」を受け止めた二話以降、
素敵な黒ネコの部下や、抜け目のない博士、王様などのキャラクターに引き留められました。

一番の読みどころはなんといっても、理不尽な、そして融通のきかない現実のこと。

その気になれば(といっても、代償は大きいようですが)なんでも出来そうな出自なのに、
どこまでも人間として現実に真正面から向き合うゼファーの姿勢と、
どこまでも残酷で現実的で、けれど最後はほっこりと温かく、ちょっぴりご都合主義な展開に
にやりにやりと読み進めてしまいました。

いいなぁ。素敵な仲間達だ。

ピカリンの株式投資的ツインテール

サイト ほうきん物語
http://houkin.nomaki.jp/index.html


「ピカリンの株式投資的ツインテール」を読みました。

その名の通り、株式投資を軽く解りやすく小説にしたもの。
株の基本的な考え方だけで、深くは掘り下げていないけれど、
彼女がいなくなってしまった理由に心が温まったり。

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